myeahns

March 22, 2016

myeahns(マヤーンズ)をご存知でしょうか。

音楽のある景色の中でしか生きられない逸見亮太(Vo./Gt)と、彼の作る歌が好きだという長島アキト(Ba.)、茂木左(Dr.)の3人で編成された、東京を拠点に活動しているロックンロールバンドです。

尽きない悩みに悶々としながらも止めることのできない私達の日常。そこに彼らの叩きだす優しいロックンロールが肩を組むように寄り添う時、この歩みを進め続ける勇気が湧きあがってくる―。彼らのライブを観た時のその感覚があまりに鮮明で、未だに忘れられません。

4月6日にリリースされるミニアルバム『myeahns』を是非チェックしてください。初の流通盤にしてベストアルバムのような1枚なのです。

Interview:Miyaco/Photo:MiNORU OBARA

 

 

 

―今日は4月6日リリースのミニアルバムについてお話ししてもらいたいんですが、インタビュー自体が初めてということなので、まずバンドの事を少しだけ聞かせてもらいたいなと思っています。前身バンド、テクマクマヤーンズの時はメンバーが4人だったんですよね。メンバーはどういう風に集まったんですか?

 

逸見:俺が誘いました。茂木君とは前にやってたバンドの時に対バンしたりしてて、アキトは地元が一緒で、ずっと友達で。テクマクマヤーンズを始める時に、俺が一緒に音楽を作りたい人達を誘ったんです。

 

―それまでは、それぞれどういう活動をされていたんですか?

 

茂木:俺はロックンロールバンドをやってました。

 

逸見:俺は今とあまり変わらない音楽をやってましたね。

 

長島:歌ものバンドをやってました、J-POPですね。

 

―じゃぁ今と結構違う感じですか?

 

長島:そうですね、違うと思います。

 

―テクマクマヤーンズの結成から4年くらい経ってメンバー(Gt.)の脱退があって。4人から3人になった時は、バンドの中ではどんな変化がありましたか?

 

茂木:それまで、亮太君はギター持たないピンボーカルだったんで。

 

逸見:俺がギターを持ってステージに立てるのか?っていう感じでした。

 

―それは結構大きな課題ですよね。

 

逸見:そうですね。だけどスタジオに入ってみたら、「いいじゃん、これでイケるね」って思えたんです。同じ曲なのに違って聴こえるっていう小さな変化も楽しめたんで良かったなって。

 

―そこで手応えがあったんですね。新しいメンバーを探そうっていう話にはならなかったですか?

 

逸見:ならなかったですね。

 

茂木:脱退するってなった時に、今後は3人でやろうって全員がなんとなく思ってたというか。

 

逸見:俺の理想としては、4人組のロックバンドがかっこいいと思ってたんです。ピンボーカルが居るバンドというか、ロックスターが居るバンド、そういうものに憧れていたので。でも3人になってからは、「(3人は)究極にかっこいいスタイルだよ」って言われることが多くて。音を出し始めてからそのかっこ良さに気付いたっていう感じですね。

 

―3人のかっこ良さってありますよね。だけど、暴れたくならないですか?(笑)

 

逸見:いや、暴れてますよ(笑)。今はギターを弾くのも楽しいですね。

 

―今までに影響されたアーティストやリスペクトするプレイヤーなど、それぞれルーツになっている音楽があれば教えてください。

 

長島:俺は、広く浅くというか、これだけにハマるっていうものはあまりなくて結構一通り聴いてると思います。

 

―好きなベーシストはいますか?

 

長島:キタダマキさんとか、岡部晴彦さん、有江嘉典さんとかが好きですね。

 

―茂木さんはどうですか?

 

茂木:俺はドラマーとか全然分かんなくて、ボーカルとかの方が好きな人が多いんですけど、theピーズの大木温之さんが好きですね。なんでドラムやってんのか分かんない(笑)。

 

―なんでやってるんですか(笑)。

 

茂木:高校生くらいの時にドラムをやったらすごく褒められたんで嬉しくて、なんかそのままやってる感じです。

 

―大木温之さんの、どういうところが好きですか?

 

茂木:もう、全部。抱かれても良いくらい(笑)。

 

―それは相当好きですね(笑)。逸見さんは?

 

逸見:俺は、さっきも言ったけどロックスターっていうものに憧れてきたので、ミックジャガーとか忌野清志郎とか…パンクっていうよりもロックスターが好きでした。テクマクマヤーンズになってからはソフトロックとかも好きで、60年代の音楽で、ゆっくり聴けるようなものを聴いてましたね。Edison LighthouseとかThe Foundationsとか、キュンとさせるメロディーの音楽も好きです。myeahnsを始めてから、わりと新しい音も聴くようになって、最近だとThe Vaccinesとか。そういう最近のバンドを聴くようにしてます。

 

―ありがとうございます。CDについて教えてください。会場限定で販売中のシングルが、TOWER RECORDS広島店でも手に入るんですよね。これは広島だけですか?

 

逸見:静岡の浜松(イケヤ)と福岡(TSUTAYA天神駅前福岡ビル店)にも置いてもらってます。お世話になってる場所で、ちょっとずつ置いてもらえるようになってますね。

 

―今回初めて広島に来られたということなんですけど、全く縁がないわけじゃないんだと分かって親近感がわきました。広島とはどんな縁があったんですか?

 

逸見:ラジオDJの大窪シゲキさんが気に入ってくれて、そこから話が広がって、イベンターさんやTOWER RECORDS広島店の方がすごく協力してくださいました。いろいろな方にお世話になってます。

 

―なるほど、広島だけでなく各地で少しずつ輪が広がり始めてるっていうことだと思うのですが、そんな中で、初の全国流通盤『myeahns』が4月6日にリリースされますね。今の気持ちはどうですか?

 

逸見:ワクワク、ですね。やっと全国流通だ、っていう感じです。

 

―テクマクマヤーンズ時代から考えるとここまで4年くらいですかね?

 

茂木:そうですね。

 

―今作にセルフタイトルを付けた理由は何かありますか?

 

逸見:もう、今までの活動の全部。今のmyeahnsの全部だから。

 

茂木:ベスト盤みたいな感覚がありますね。

 

逸見:本当にそう。ほぼ全曲、ライブでよくやってる曲だし。だから、もうセルフタイトルで行こう、と。

 

―今のmyeahnsが濃く詰まった作品なんですね。どういう風にこの9曲が選ばれたんでしょうか。

 

逸見:自分達の中でも捨て曲なしって思える9曲を選びました。どれを聴いてもいいなっていう、自信を持って届けられる1枚です。

 

茂木:全部シングルでもいいくらいだと思います。

 

―本当にそうですよね、いい曲ばかりで甲乙つけられない9曲だと思いました。曲について少し教えてください。“デッカバンド”について、逸見さんは「自分自身のアンセムだ」と話されているようなんですが。

 

逸見:29年間生きてきた中で、僕の心を一番震わせたものが音楽だったんです。だから全部ロックンロールのせいにした歌です。あまり難しい言葉を使わずに言いたいことが全部言えたなって思いました。ずっと歌いたかったのはこれかもしれないと思ってます。

 

―アンセムっていう言葉は、みんなが盛り上がる定番曲っていう意味で使われることが多いですが、「自分の中でのアンセムだ」って言われているのが印象的で。

 

逸見:歌いたいことが歌えてるから、かな。まぁそれはどの曲もそうなんですけど。お客さんがこれを待ってる感じもあるし、それと同時に自分の中でも大事にしたいというか。

 

―そうなんですね。バンドに対する気持ちが歌われていて、大切な一曲なんだろうなっていうのが感じ取れる気がします。MVの撮影はどうでしたか?あれは1台のカメラでワンカット撮影されているんですよね。

 

逸見:大変でした、もう疲労困憊でした。

 

茂木:早着替えがあって、録り直しする度に何回も着替えて(笑)。

 

逸見:時間もギリギリでしたね。

 

―なぜストリップ劇場を使われたんですか?

 

逸見:場所がかっこいいから。

 

長島:照明とかステージの感じに雰囲気あるんですよ。

 

逸見:花道もあって、ミニマムなホールのような空気もありましたね。

 

―みなさんの笑顔が良くて、見ていてハッピーになれるMVでしたね。それから“フェスティバル”という曲ですが、これは何について歌っている曲ですか?

 

逸見:音楽フェスティバルに行った時に、こう思うだろうなっていうのを書いたんです。もしも今、あの時のあの子に会ったらなんて言うかな、って考えて。「ごめん」って思ってても言いにくかったりするじゃないですか、そういう気持ちを。捉え方は自由ですけど、聴く人にバッチリはまって感じてもらえたら嬉しいかな。

 

―“no title”の歌詞が凄く好きです。「ロックンロールバンドが歌ってくれるからまたやっていける」っていうのはとても共感できる気がして。そいういう経験、やっぱりありますか?

 

逸見:ありますね、友達のバンドを見た時に思うこともあります。

 

―なるほど、すごく憧れているバンドだけじゃなく。

 

逸見:そうですね、全然あります。「あいつ頑張ってるな、負けてらんねぇな」とか「俺、これでいいんだ」って思って勇気もらったりしますね。

 

―そのあとに「名前のない歌を僕がみんなの前で歌うよ」っていう歌詞もあって。勇気を貰う立場であり、勇気を与える立場にもなろうとする姿に見えて、すごくいい歌詞だな、って。

 

逸見:俺の中では(ストーリーが)あるし説明したいけど、全部解説しちゃうと、それが答えのようになるのは嫌なんで、聴いた人の気持ちが入る余白を空けておきたくて。そのギリギリのところで話をしたいんですけど、その部分に関しては「あなたがこの歌をいつか聴く時が来てほしいと思って書いたけど、まだあなたには届かないだろうから、名前のついてない曲だけどみんなのために歌ってみせるよ」っていうことです。

 

―今回収録されている9曲に限ったことではないのですが、逸見さんの作られる歌っていうのは、「ラブソング」と「ロックロールバンド」が大きなテーマになっているように感じました。

 

逸見:ロックバンドが歌う不器用なラブソングが好き、っていうのはありますね。

 

―ラブソングっていうのは、逸見さんにとってはどういう音楽なんでしょう。恋愛の歌っていう限定的な意味ではないように思えるんですが。

 

逸見:心が動いたらラブソングだと思うんですよ。僕自身が心を動かされた曲はいっぱいありますね。

 

―ロックンロールって自分のダメな所も受け入れてくれる気がしたり、それによって救われたりすることがあると思うんですけど、逸見さんの書く曲ではそういうものが歌われているのかなと感じました。

 

逸見:受け入れてもらえるというより、もしかしたら、それで自分を肯定しているのかもしれないです。これでいいんだ、俺間違ってなかったぜって思えるものはラブソングじゃないですかね。

 

―あぁ、なるほど、分かる気がします。それともうひとつ、バンドに対する情熱や想いが繰り返し歌われてるのかなと思いました。

 

逸見:基本的に思ったことを歌うので、時々作詞ノートを見て「俺こんなこと思ってるんだ」と思う時もあるんですけど…バンドに対する想いっていうのは、言われてみればそうかもしれないですね。

 

―音楽がある風景とか、その中で思うことが多く歌われているなと思って。みなさんはステージに立つ側の方ですけど、フロアに居る側の人間の気持ちも歌われているように感じられました。

 

逸見:常に、生活の中で音楽のことを考えてるので。僕と切り離せないものは音楽だったので、音楽の事を歌わずにはいられないという感じですね。いつまでもロックファンでいたいとは思ってます。

 

―リスナーという一面も強いんですかね。

 

逸見:そうですね。良い音楽に出逢えた時は本当に嬉しいですね。自分で音源を持ってたいから、友達に借りたりしないですぐに買いに行っちゃうんです。だから、音楽のファンっていうのは今でも強いかもしれないです。

 

―それは聴いてて感じられますね。おふたりはどうですか?音楽をやる側の気持ちや、それを聴いて感動する気持ち、っていう部分。

 

茂木:俺は、myeshnsをやってる理由が亮太君の作る曲が好きだからなので。亮太君が曲を持ってきて歌った時にいいなと思うから、それは聴く側の気持ちかもしれないです。

 

―なるほど、そうかもしれないですね。一番好きな曲ありますか?

 

茂木:全部好きですね…うーん。…決められないですね(笑)。

 

―逸見さんのファンなんですね。長島さんは?

 

長島:俺は自分が歌いたいっていう気持ちがないから、「こういう雰囲気で演奏すると歌う人が想像しやすいのかな」って考えてやってますね。

 

―そうなんですね、それもやっぱり逸見さんの歌を聴いて感じて、っていうことですね。それから、今回はリリース前にツアーをやっているという、ちょっと変わったスケジュールに感じたんですけど。

 

逸見:変わってますね(笑)。今、CDが売れなくなったって言われてるじゃないですか。それで今回はCDが出るよっていうことを伝えながら、ライブバンドらしくお客さんにface to faceでメッセージを伝えていけるように、収録曲をお披露目していって、最終的な到達地点としてCDが届くっていうのをやりたかったんです。

 

―なるほど。それを聞くと、リリースしてツアーを組んで曲をお披露目するってサイクルだと、ツアーが終わった時点で一区切りつく感じがありますけど、ライブで曲を聴いて感動して、この音楽が欲しいなと思ってCDを買うっていうのは、感動が続くというか終わりがない感じがしますね。

 

逸見:そうですね。ずっと続いていく感じかいいですね。

 

茂木:すごく良いサイクルだと思うんです。

 

―今後どういう活動をしたいか、今年の目標でも良いんですが、先の事で何か考えてることはありますか?

 

逸見:今年中に新しい作品の制作に入りつつ、同じようにツアーも回って、全国にもどんどん行きたいです。広島にもまた来たいですね。

 

茂木:広島、めっちゃ好きになっちゃった。

 

長島:みんなあったかいしね。また広島に来たいです。

 

―嬉しいです、是非たくさん来てくださいね。ありがとうございました。

 

 

 

 

2016.4.6.on sale!

¥2,000(+tax)

 

『myeahns』

 1. デッカバンド

 2. U.F.O.み.た.

 3. アドバルーン

 4. バブルガムドリーム

 5. フェスティバル

 6. no title

 7. バカは休み休みYeah

 8. Nice

 9. ファンクラブ

 

 

 

 

 

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